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神様にあいされた男の子/はぎちゃんのはなし。

Live yasui kun consideration

今までは、萩ちゃんをしっかり見る機会がそんなになかった。安井くんのシンメの位置にいるとどうしても。
だけど今回、クリエで客席に降りてきた萩ちゃんを、お立ち台に立つ萩ちゃんを、近くで見たら、もうものすごかった。
太陽みたい。ぴっかぴか輝いて、にこにこ笑っていた。その陽のパワーたるや。綺麗な顔で、汗も、ライトも、全てを味方につけたような顔で立っている。
圧倒された、と言ってもいい。萩ちゃんは確実に、安井くんとは別のオーラを纏っている。
神様に愛された男の子。ただひたすら、美しい男の子のはなし。


5/24 昼公演のシアタークリエ。
MCのお題「もしもメンバーの中で入れ替わるなら」で、孝良が言った回答は、萩ちゃん。

「俺は萩ちゃん。だって、萩ちゃんは人生をすごい謳歌してるから」。

それを聞いた萩ちゃんは、おっきい目をまんまるにして、それからぱちぱち、と、星が散るみたいに数回瞬きして、そうかなあ?って言った。
たぶん客席も、きっとステージ上のみんなも、「あー」って感じだった。それが、なんだか不自然な感じ。
言われた本人だけが、ぽかんとしている。そんな不自然。

人生を謳歌してる。それは言い得てすごい妙で、そして何より萩ちゃんにぴったりな形容だと思う。
謳歌。謳歌ってどういう意味だろう。そう思って、帰って国語辞書をひいてみた。

1 声を合わせて歌うこと。また、その歌。
「或は之を諷詠し、或は之を―し」〈柳河春三編・万国新話〉
2 声をそろえて褒めたたえること。
「世は名門を―する、世は富豪を―する」〈漱石・野分〉
3 恵まれた幸せを、みんなで大いに楽しみ喜び合うこと。
「青春を―する」「平和を―する」

たぶん、孝良のニュアンスを汲むなら、「楽しんでいる」(しかも全力で、とつけたい)という感じ。
人生を全力で楽しんでいる。意味としてはきっと3に近い。恵まれた幸せを、楽しんで喜び合う男の子。
すごくいいなあ、と思った。しっくりきた。謳歌するという言葉があれだけぴったりなひとは、きっとシアタークリエの中だったら萩ちゃんが一番だと思う。

それがすごく心に残って、「いいなあ」と思いながら迎えた次の日。
Hクリエの最終日の最終公演。
萩ちゃんはちょっとそわそわして、目をキラッキラさせて、「小川が弾いてるこのアコギ、実は俺のなんだ」って言いだして。
(※MC終わりに日替わりでアコースティックタイムがあったのです)
へええ、萩ちゃんギターも弾くんだねえ、なんて思ってたら、「俺も弾いていい?」って言って、アコギを抱きしめてみんなに聞いて、あーいいよいいよそりゃあそうだよねうんうんどうぞどうぞってキレイな感じに収まって、なにやる?つって、萩ちゃんが「尊敬してる先輩の、夜空のムコウで」っていって。
緊張するなあ!って萩ちゃんがそわそわして、爪弾いたアルペジオ。それはひどく不安定で、もう聞いててもまちがった!っていうのがわかって、客席もちょっと笑っちゃって、けど演奏は止まらなくて。
「あの頃の未来に僕らは立っているのかなあ」
クリエという小箱の最終公演に歌われるにはセンチメンタルすぎるそれが流れ始めた。
アコギはアルペジオからコードになって、萩ちゃんは懸命にジャンジャン弾いて。
わーすごい!頑張ったね!ってモードになるステージ上のみんなを、思いっきり止めるみたいに「くやしい!」って言い放った。
もう安井くんを筆頭にみんなめっちゃ甘やかしモードだったんだけど(安井・翔希・みゅうとに至っては萩ちゃんの頭を撫でようと雪崩れかかってたレベル)、萩ちゃんはそれでも、「くやしい!くやしい!」って。
安井くんは最初すごい、なんていえばいいのか難しいけれど、なんだか不思議な顔で笑って、何度もくやしい!を口にする萩ちゃんに、今度はすごい優しい顔で目を眇めた。
安井くんは「いいもの探し」の天才だと思ってる。「甘やかし」の天才でもある。上手いね、えらいね、よくできたね、って、惜しみなく与えてしまう人。だから、萩ちゃんをたくさんたくさん褒めて、わーよかったね、ってMCを締めたかったんだと思う。本当は。
けど、相手は「人生を謳歌している」萩ちゃんで、そんな安井くんの打算なんて簡単に吹き飛ばしてしまうわけで。
「楽屋でもう少しできたんだけどなあ!」とか「こっそり練習してたりしてたの!で、できる気がして!」って、興奮して言って、それを見てるやすいくんが、段々すごい、優しい優しい顔になった。たぶん裏側を知ってたからで(不協和音聞かせてたでしょ?と萩ちゃんがいってたから多分見てたんだと思う)いつもならできるんだよ!って言いたい気持ちも、よくわかったんだと思う。

安井くんが優しい顔になるのにはきっと理由がある。ここから先は「そうかもなあ」という想像の域を超えないので、ほんと、おたくのたわごとだと思っていてほしいんだけれど。(今更な言いわけだけれども)
やすいくんは自分のことを、「なんでも平均点以上がとれるけど、突出したものがない」っていっていた。そつなく器用にこなせる人。それは担当やってても思う。ダンスだって歌だってトークだって、だいたいこなせます、という人。
だから、きっと多分、萩ちゃんの一生懸命さとかひたむきさっていうのが、眩しくって眩しくって仕方ないんじゃないかなあ、って。
自分ももちろんギターを弾くには練習をするわけで、けれどそれをやったときに、安井くんはきっと萩ちゃんみたいに「くやしい!」って、「もっとできたんだよ!」って言うことが出来ない。かける情熱の、温度の問題。
もし自分だったらここまで悔しいと思うかな、わくわくした顔で、これが弾けたらみんなどんな顔するだろう?びっくりするかな?って、邪気のない気持ちで、そう思って選択はきっと、しない。

だから、安井くんは萩ちゃんに「向上心の塊だよね」って言った。嫌味のない言葉だと思った。
くやしい、をまき散らしてた萩ちゃんはだんだん落ち着いてきて、「やりたい、っていってみんなが対応してくれて、お客さんも見守ってくれて」って言って、続く言葉で「ありがとうございます」って言って。
素直ですごくすごく可愛いなあって、その輝きがあまりにもキラッキラしてて目が眩む。

安井くんはそんな萩ちゃんをひっくるめてこういった。

「はぎちゃんってさ、人を幸せにするよね」

それを聞いて、「わあ!」って、思わず声が出た。
萩ちゃんは人生を謳歌する男の子。
「恵まれた幸せを、みんなで大いに楽しみ喜び合う」男の子。
多分やすいくんがそういったのは、完全にただの偶然なんだけれど、パズルのピースがカチっとハマるみたいな気がした。

前に萩ちゃんはポポロで、この世で一番怖い人というお題で安井くんの名前を出してた。

ヤッスーは敵に回したら怖いんじゃないかなって(笑)。番組でもライヴでもスゴイな~って思うことが多くて、頭が切れる人だから。いっしょにいて怖いんじゃなくて、いなくなったら怖い、困る人だよ。

      • ポポロ 2015.6

これを読んだときすごく意外で、なぜかはぎやすというシンメは、お互いにほとんど干渉していない印象があって。
そういえば前に、ドラマの撮影で涙を流すシーンでも「やっすーがいなくなることを想像して涙を流した」って言っていたなと思い出す。
普段そうは見えない(わたしには全然見えない)んだけれど、萩ちゃんは萩ちゃんなりに、安井くんを大事に思っているのかなあと。
安井くんが目を眇めて、優しく笑ったように、萩ちゃんもどこかで、安井くんを途方もない気持ちで見つめることがあるのかなあと、そんな風に思った。
光が強くなれば、影も深くなる、っていうように、はぎやすはお互いに上手く作用してリンクする二人なのかなって(それはすごくわかりにくいほのめかす程度のものだけれど)

人生を謳歌する、幸せを振りまく男の子と、シンメでよかったな~~~!(幸せオーラをいただきながら)