眠たくなるには

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新規による小関裕太くんメモ~今週のこせきくん~

転げ落ちるみたいに加速した結果、小関裕太くんが出演する舞台「わたしは真悟」を見に行ってきました。
東京公演は1/8~1/24で、今日(1/16)現在2回見に行きました。あと3回見に行きます。
こういう舞台のおたくをやったことがないので、基本的に後からチケットを探すことに慣れていないのですが、なんやかんや5回見れるので良い…良いのかな?と思っています。
楳図かずおが原作の舞台で、最初あらすじを読んだときはなんのこっちゃだったのですが、実際観劇してみてもなんのこっちゃでした…
普段スーパートンチキ舞台ばかり見ているから、ストーリーがあって(いやトンチキにもストーリーはあるけど)伝えたいメッセージがあって(いやトンチキにもry)それを伝えようとして伝わっている(ここがトンチキとちが…どうだろう?)舞台というのに慣れていなくて、休憩いれて約二時間半という短い舞台なのに、初見はすごく長く感じたしとても疲れたのを覚えています。
キーワードは「オトナとこども」「日本人の意識」とかかなあ。オトナとこどもというのが一番大きいところだと思います。
オトナになってしまうこと、こどもでいること、おとなでもこどもでもない存在が、ロボットの真悟。
その父と母は、小学6年生のさとるとまりん。
舞台自体の話もしたいのですが、このエントリは「小関裕太くんと彼にハマった新規おたくのわたし」の話なので、細かい舞台については楽が終わってから書きたいと思います。

小関くんが演じたのは金髪に碧眼(というか翡翠色かな?)のイギリス人、ロビン。悪役です。悪役です。悪役なんです…!
悪役ってことしか知らずに観劇したら、ヤンデレっていうかサイコパスっていうか、なんていうか、キモい小関くんに出会えました…
小関くんのこと、ほとんどまだ知りません。どんな子なのか、ようやく最近ぼやーっと輪郭がわかってきたくらいだったのですが、それでも、ロビンは彼の中の新しい扉の一つの役なんだろうってことだけはわかりました。
ロビンは、まりんに恋をして執着します。その愛は偏執的で、ピュアではあるけど傲慢です。
12歳のまりんに性欲を抱き*1、結婚しようと迫り、核戦争が起きたといってまりんを騙し地下室に閉じ込め、結婚するために逃避行に出ます。
見た目的にアラサーっぽいけどいくつなんだろう、ロリコンだったら大変だなあと思っていたら、原作では15歳の設定だった…よかった…
そんなロビンはいつもよりも低い声で、激しい感情をぶつける役なので、小関くんのイメージとは違うところにあります。それがほんとよくて!
出番がすごい多いわけでもない。ロビンが出てくるシーンは登場の最初を除くと最期以外はずっとまりんとふたりきりなんです。まあ全部まりんに拒否されるんだけど。
だって信じられる?推してはじめての舞台で客席通路に現れて、高畑充希ちゃんにクロロホルム嗅がせて倒れさせて姫抱きする姿が見れるんだよ?!
「おれの好きにしてやる」「日本人が嫌いなのに君がすきになった、これは僕の本当の愛だ!」「まだまだ子どもだなあ…!」「お前は俺のものだ!」「まりん、結婚しよう!」と台詞が愛の告白だらけなんだよ?!
そして顔が小さくて足が長い…定期post*2にしたい…
私は本当に小関くんの歌声が大好きでフェチってるんですが、ロビンはすごい低い歌声なので、それはそれですごく良いぃ…!


いやー推して初めての現場がわたしは真悟で、ロビンでよかったなあと思っています。いやほんとマジで。わたしのこの「新規なおたく」という状態はそういうコンテンツだと思ってるから。*3だって若手俳優の迷路に迷い込んで嬉々として情報集めるじゃん、マジで全然情報がないからね。ジャニヲタのレポ文化のすばらしさを痛感している…
前に友人が千葉雄大くんにずぶずぶして、ちばくんのカレイベかなんかの帰りにお茶したんですよ。そのとき、「文化祭とかいってトークショーとかするじゃないですか、全然レポがない…服装とか何はなしてたかとか全然わかんない…つらい…みんなかっこよかったとかしかツイートしてない…かっこいいのはわかってるからってなる…」って言っていて、そのときは「ジャニヲタとの沼の母数の差では」とか話してたんですけどたぶんこれ違う。「おたく」があまりいないのではと思った。ファンであっておたくではない。おたくは喋りたがりなんですよね。ああでこうでどうだったっていいたがる。アウトプットの媒体をツイッターにして文字にしている。ファンは見てかっこよかったでおわる。そもそもアウトプットしなくていい。これはエグザイルのファンの人もそうだと友人が言っていた。
ファンでもおたくでもいいんだけど、わたしはおたくだからおたくとしての目線の話がほしい。「わたしと推し」の関係でもいいんだけど、小関くんが各現場、何を思ってどんな様子でどんな感じで板の上に立っていたか、人の目から見た姿が知りたかった。
でもまあほんとなくて。テニスならあるだろと思ったらなくてwwwなかったよ…あっても、大多数の中の小関くん。小関くんにフォーカスしてピントがあってるものはそんなになくて。
ないから知りたくて、とりあえずブログを最初から見ようと思ったんですよ。そういえばまだあんまり見ていなかったと思って。
そしたらさあ、ブログ開設が2011年1月なのね…6年前…小関くんは当時14才の中学3年生…ちょうどテニミュに出て菊丸をやり始めた頃だった…
とりあえず一日ずつ目を通していたんだけどなつかしきデコメ(なんか動く絵文字みたいなやつ)とか使ってて、2011年ってわたしはモラトリアム継続中の大学通いながらエイトのおたくやってたよ大倉担だったしドーム行ってたよ…推しが中学3年生のころわたしは成人していて元気におたくをやっていて就活だりぃとか言ってたわけです。ぞっとするな。
推しが子役あがりってすげーんだな、と思いました。そんでちょっと反省した。なんでおたくの目から見た小関くんの情報を得て満足しようとしてたんだろう、正典は目の前にあるのに。せめて正典漁ってから調べろよという。変な癖がついてるのね。反省だ。
あまりの若さというか子どもさにクラクラしたら定期的に最近の投稿を見て、大人になった小関くんでリフレッシュするという修行じみたことをしてました。今はね、まだ2012年の3月くらい…なんで修行っぽかったって、たぶん幼い小関くんが、今わたしが応援している小関くんとイコールにならないからなんですよね。子どもすぎて、子どもの話をずーっと聞いているような。食パンとか、今の片鱗はあるんだけど、本当に普通に中学生やってるんですよ。宿題の話とか、目の見えない飼い犬が鼻水つまってつらそうでかわいそうとか、「死ね」って言葉は大嫌いだから、みんなも普段から使わないでねとか、そういう、ピュア~な話で詰まった日記。
そんで、2011年の3月って311あったじゃないですか。リアルタイムでの更新を見たあと、リフレッシュするために2016年3月の投稿を読んだら、あれから5年っていう感じの記事があって。そのとき、点と点が線になったような感覚になったんですよね。オトナになっても、小関くんのままで、同一人物なんだけど、イマイチピンときてなかった。5年前に思っていたこと、5年後にオトナになって言葉にしていて、なんだか今見ている「わたしは真悟」とリンクするところもあった。大人になること、子どもでいること。色々考えることが多い。

小関裕太という人の情報量は多いのか少ないのかわからない。最初漁るようにして読んでいたインタビューは個人インタビューだからあまり思わなかったけど、対談系になるととたんに不思議な子になる。今だけじゃなくて昔もそう。テニミュのときもそう。
おごたんかな?「マイペースな子って聞いていて、マイペースな人って結構のんびりっていうか、そういうタイプかと思ってて、いざ見たら…こういうタイプのマイペースかって(笑)」みたいなことを言っていて*4、なんとなくわかった。マイペースっていうか自由人…なんだろうたぶん。こういうの、芝居だけ見てたらわからないし、ブログだけ読んでてもわからない。関係性とか、佇まいとか、声とか表情は、人といて連鎖して生まれるものだし。面白いなあ、と思っている。

ので、色々見ようとしています。出演作、どこから攻めればいいのかなと思いつつ、とりあえず評判の良いごめんね青春!を見てみました。本当にね、びっくりするぐらいチャンネル権がないので、マッマが寝静まったあとに1話から一気見しました。すごい疲れた…
コスメ、本当にかわいい子でした。男の子なのか女の子なのかゲイなのか、というとこはふらふらしてたかな。女の子になりたいと男の人がすきと「わたしは女の子」は違うと思うんですよ。女の子になりたいけど性自認は男なんじゃないかな、コスメは。
ただ、コスメのどこに救われたかって、コスメは女の子になりたいなあと思っていただけで、トンコーの理事長のパパのことを嫌ったり憎んだりしてないんだよなあ。共学行きたかったのに男子校行かされただけで大体親嫌いになりそうだけど、パパのこと好きでよかった。コスメの一番好きな台詞は、8話でパパが「いままでありがとう、息子のふりをしてくれて。大体大人になったら男でも女でも、親のところなんて寄り付かなくなる」っていったのに対する「そんなことないよ、パパのことだいすきだよ」でしょうか。コスメが優しい子でよかった。クドカンの書く子どもたちは、根っからの嫌な子がいないから好き。
ドラマ見て小関くんのブログやインタビュー読んで、8話はもっかい見直しました。推しの発信を受けて見返すのは面白い。推しの演技と自分の解釈の答え合わせしてるみたいで良いです。

次はどうしようと色々考えてたけど、ほんっとに小関くんの歌声が大好きなのでテニミュを見ることにしました。いきなりすごいボリューム!www*5
テニス原作はリアルタイムで読んでたときまさかの不動峰で脱落したような不届き者おたくな上に、友人に連れられてドリライいったけどそれ2014年で小関くんたち卒業してるしでwww全然わかんないことばっかですけど、そもそもわたしは菊丸が大好きなのでした。こせきまる、安定の可愛さ。
テニミュのお作法とかよくわかんないしキャラもあまりわかんないまま見てる(青学はわかります)(中学生のときルーズリーフに不二菊の漫画とか書いてたもんな…)んだけど段々わかるようになってきた。小関くんの演じる菊丸は地区予選~都大会~関東大会までだけど、当時中3~高2くらいかな?だけあって、3年生の英二先輩なんだけどかわいくって甘えたな感じ。まりおちゃん(小関くんのあと、7代目菊丸をやった人。黒羽麻璃央くん)の菊丸は大石から自立している感じがして、全国大会まで進んで成長した菊丸っぽい。
いろんな役を、バトンタッチしながら演じるの、面白いです。平牧くんの大石が本当におにいちゃんというか保護者っぽいので、氷帝戦の三人でダブルスがすごくよくて…大石がいなくて、でもペアは後輩で不安げな菊丸かわいいよぉおおおおうおうおうゴロンゴロンゴロン
「さーあー挽回だーだいじょうぶーだーよえーじっ♪あきらめるなーあきらめなけりゃー」と歌う大石の歌声にブワッッてなるし、その声にパワーをもらってパァアア…ってなって「さーあー挽回だーだいじょうぶーだーよもーもっ♪」って歌う菊丸ほんっとうに最高なので…
ここにきてまさかの黄金ペア厨になっていくの控えめにいって面白いのですが、わたしはどこに進むのだろう…

真悟もあるんですけどその他、ロミジュリとかフランケンシュタインとかいろいろ観劇予定もあるので楽しみだ~。
こうやってメモ残しておくと、ハマりたてに何考えてたかわかるしいいね。これから先小関くんのおたくになった人がなんか見るときの参考になったらいいなと思うので残しておきます。もっとみんな小関くんの話してくれ~~~小関くんの話読ませてくれ~~~!

*1:どうでもいいんですけど初回観劇後、ロビンのこと調べたら「まりんに欲情する」ってキャラ説明されてて吹き散らかしました

*2:ツイッターでもほんとにすげー言ってる

*3:まあ飽きっぽいので万年新規状態ですけど

*4:確かテニミュ座談会不動峰くらいのとき

*5:全部見ようとしたら30時間越えるのでは