眠たくなるには

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真冬のその指先の温度~滝沢歌舞伎ZERO 目黒蓮くんお誕生日公演によせて~

滝沢歌舞伎ZERO 南座公演のネタバレがちょっとあります。
基本はめぐろくんの話しかしていませんが、
観劇がまだでネタバレが嫌な方はここで閉じてください。







滝沢歌舞伎ZERO、南座公演を見に行ってきました。
2/16、目黒蓮くんのお誕生日に。
前から繋がっていた大晴くんのファンの方が、めぐろくんのお誕生日公演とは知らずw余らせているとのツイートをしていて譲っていただき、
ありがたいことに昼公演夜公演両方見ることができました。


加入の話があって、あのブログがあって、見なきゃいいのに「目黒」でTwitterを検索する毎日。
目黒って打つとサジェストでうざいって出るんですよ。そんなことにいちいち傷付いて。小さな薔薇の棘が足にたくさん傷をつけているような。
そこから細く、だけどずーっと血を流しているような。
けどなんか、楽しかった。生きてる感じがしました。ブログにも書きましたが、ジャニーズには出戻ってきた身で。
毎日すんごい感情が揺さぶられる。
穏やかに、優しい気持ちを讃えているオタ活もすごく楽しい(涼太くんいつもありがとう!)けど、修羅のように周囲を睨み付けながら進むオタ活もまた、楽しいんですよ。
そんなことを思いつつ、急遽決まった観劇。行ったことのない劇場。大好きな滝沢歌舞伎。久しぶりのめぐろくん。


ドキドキしながら南座について、開場してすぐについたのにもうめぐろくんのステフォはなくて。笑
お誕生日なんだね、ファンの子頑張ってるね、とグッズ売り場で話してる声が聞こえる。
めぐろなんて、とは聞こえなかった。みんなニコニコしてる。ああよかった、ってちょっとだけ胸をなでおろす。
自分でも気づいてなかったくらい、緊張してた。ぎゅっと手を握りすぎて、手のひらに爪のあとが残ってた。
現場で何か言われるかも、それを聞くことの覚悟はたぶん、できてなかった。
席についたら、大好きな大好きな、あのOP。


歌舞伎、大好きで、DVDも何回も見た。現場も、当時の歴代自担は誰も出てなかったのに笑 いけるだけ何回でも行った。
該当担より入ってるだろって言われるくらい入ってた年もあった。観劇回数2桁に乗せても飽きなかった。
だって大好きなんだもん。何が?って言われると困ってしまうくらい。
その歌舞伎が目の前にある。大きな幕に、SnowManの個人名が映って流れる。その中に、目黒蓮の名前もある。


ピンクの衣装で、スノーマンと横一列で、めぐろくんはそこにいた。
それまで、当たり前だけどスノーマンとめぐろくんを別のものだと思っていて。
6+3(歌舞伎は2だけど)の感じがあって、スノーマンの6人と、めぐろくんと、康二っていうイメージ。
そうじゃないんだって見せつけられた。8人横並び。めぐろくんは紛うことなく、スノーマンだった!


イントロが終わって、取っていたポーズをほどいためぐろくんは、そこから曲中ずーっと、前を見て笑っていた。
みんなが屈んでいるとき、ステージ床に目線を落としていても、めぐろくんはまっすぐ客席を見てた。
キラッキラの衣装に身を包んで、それに負けないくらい、それすら集めて跳ね返すように堂々と立っていた。
ああ、これがこの子の「覚悟」なんだな、と思った。
ブログで彼が伝えたかったこと。その一片が間違いなくそこに会った。
「僕なんかがすみません、入らせてもらいます。そんな気持ちは1ミリもないです」
「プラスになる存在でいたいと強く思ってます」
ようやく、わかった気がして、それでなんだかホッとして、いつまで子供だと思っていたのだろう?って、自分にちょっとあきれた。
毎日毎日切磋琢磨して、そのステージの一列目を掴んだ彼を、どれだけバカにしていたのだろうと思った。
「運とかふわっとしたものでここまできたわけじゃない」を、体現していた。


温度の低いダンスや表情はどこかに行った。
宇宙に入ってからかなり変わったと思っていたけれど、また数段上にいってる。
組曲、本当にしんどいと思う。あれは多分、桜に惑わされそうなところを必死に抗うことをイメージしてるんじゃないかと思うんですけど、
数度、気合を入れるように頬を膨らませて、胸に酸素を満たす。
食らいつくって言葉がしっくりきた。


実は入る前、すの担の人に、「正直まだついていけていない。バテバテで見てるとつらい」と聞いていて。
(これはたぶん嫌味とかいじわるではなく、めぐろくんを慮ってる口ぶりだった)
スキルのことを言われるのが一番痛いなと勝手に思っていたから、全然そんなことなくて、綺麗に払拭されてしまって。
記憶のなかのめぐろくん、それも全部わたしが見てきた、彼を作り上げたピースだけど、今のめぐろくんはたぶん別人で、あっという間に、「守ってあげたい」、「支えてあげたい」と思っていた庇護対象の男の子は大人になってわたしの前に立っていた。


ちなみにこれ、わたしの自担かわいいの欲目なのかと思って、すでに入った人とかにも色々聞いてみたんだけど(必死かw)どうやら最初の方は確かにバテバテ…というか、痩せてしまってげっそりしていた、と聞いた。
それがどうしてなったのか、わたしは推測するしかできないけれど、そこから抜け出て良いパフォーマンスを見せてくれたことがすごくうれしかった。


結局、答えは全部現場にある。
ブログ読んで、いろんな人から話を聞いて、勝手に穿って、落ち込んだり心配したり。
それよりも、ステージに立ってパフォーマンスするその姿が全部正しくて。
その熱量、目線の先、甘く震えた声。
それが意味をなすもの。それは、あの板の上にしかなくて。
2月16日の夜公演、最後のフライングで、ふわりと優しく笑ったあの顔を見て、めぐろくんのジャニーズ人生が輝かしいものであると確信できたので。
現場にもいかないまま、悩んで悩んでキーボードをたたいたことを後悔した。
答えはいつも、ステージの上にあるのにね。


横アリを挟んで新橋も楽しみ!
またステージの上で、知りたいことを見せてくれるでしょう!
22歳のきみの毎日が、ただひたすら美しく、健やかなものでありますよう!


Happybirthday!