眠たくなるには

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推しの片寄涼太くんが最高だって話を聞いてくれ~ファンミーティング編~

推しの片寄涼太くんをおいかけて、一年ぶり、二度目の上海にいってきました。
片寄涼太fan meeting EXPRESS MY MIND。
上海レポはまた改めてブログで書くとして、今回のファンミーティングについて思ったことなどをつらつらと書いていこうと思います。
涼太くんについては、これまたちょうど一年前に好きなところをまとめて書いていました。

note.mu

久しぶりに書いたものを読み返して、「変わらずに好きだな」って思うところと、「ちょっと考え違いをしてたかもな」と思うところがありました。
いやまあ基本は大好きなんですけど(笑)


今回のファンミーティングは90分で2回開催。
2/18にやるよーの告知があり、申し込みがその日から次の日の23時まで、当落が申し込み締め切りから二日後(中一日)というなかなかのスケジュールで、あーこれ突発的にきまったのかなーと思いました。
(どうでもいいけどちょうど出戻ったジャニの推しのお誕生日で京都遠征から帰ってきてすぐのことだったので浮気すんなよと釘刺されてる感じがしたwww)
しかしその日かな?にアップされたモバイルブログで、「自分自身が中心となってまごころを込めて準備を進めていました」とあったので、「それにしては急だなあ…」とちょっと謎に思ったまま。
また、同じブログで「日本ではなぜやらないの?という声があることも予想してました」「スケジュールの都合もあってまだ踏み切ることができず」とつらねていて、私はそうは思わないけれど、「どっちかでやれるならなぜ日本でなく上海で?」と思う人が出てくるだろうとも思いました。


ただ、今回のファンミーティングは日本ではなく、上海でやることに意味があったんだ、と終わってしまった今ならわかります。


ファンミーティングの題目は
・涼太くんによる2018年の活動のプレゼンテーション
・涼太くんプロデュースショートムービー「ONE DAY」(特別ゲスト千葉雄大w)
・ピアノ弾き語り(花と中国語の歌、「告白氣球」)
・質問コーナー
・5名に特別プレゼント
・3名とツーショット撮影


プレゼンテーションについて。
涼太くんのコメントはこんな感じ(Twitterにあげたレポを転載します)
「2018年は、自分にとって、世界に向けて自分が旅する第一歩を踏み出したような、そんな一年だったかと思います。challenge、believe、surprise 、dreamという四つのキーワードが浮かびました。自分にとって沢山の挑戦だった一年でした」
「そして、自分の可能性を信じること、仲間を信じて、応援してくださるみなさんを信じることがとても大切だと感じる年でした。驚きや、感動がある年でした。沢山の夢をみなさんと叶えたい、みなさんに届けたいものが沢山生まれた、そんな年でした」
話ながら、モニターにはパワーポイント形式のスライドがあって、最初は「世界への旅(かな?)」を英訳した言葉が。
涼太くんと一年を一か月ごと振り返るのですが、世界地図から始まります。
それは活動をした地域を見せたいから。
「上海」「東京」「北京」「台湾」「ニューヨーク」「ソウル」。
一か月ごとに振り返って、そうだ、涼太くんこんな仕事もあんな仕事もしてたな、と思って。
2018年は1月から12月まで、涼太くんを一番に据えて応援していた年なので、わかるもののオンパレードなはずなんだけど、涼太くんがピックアップするのは世界で行った仕事なんですよね。たとえばプリレジェの話とかは出てこない。笑(撮影2018年だよね?)
振り返りながら、わたしはずーっと、最初に涼太くんが教えてくれた4つのキーワードを反芻してました。


自分の可能性を信じること。仲間やファンを信じること。たくさんの夢を「みんな」と叶えたい、「みんな」に届けたい。


涼太くんはたぶんずっと、一貫して表現者で、彼の頑張りや、真摯な態度や、ひたむきさや、天性の美しい顔やスタイルが、世界に求められているのだろうと感じました。どこで活動していても、涼太くんの表現は変わらなくて、言葉がない、フォトシューティングというもので自分を表現していて。それには、地域なんて関係ないんだな、と思いました。だから、日本にとどまっている器でもないのだと。
11月、涼太くんはファンミーティングの準備を始めたと話してくれました。自ら企画して、スタッフに話して、構成も、流す動画も、撮影も自分の意見をふんだんにいれて作り上げたというこの機会は、わたしが思っていた以上にじっくり準備されていて。
あの忙しい最中、涼太くんがインプットしたものを「届けたい」「伝えたい」と思ってくれたのが伝わりました。
語弊を恐れずに書いてしまうと、多分涼太くんは、ファンと触れ合う場を作りたくてこの企画を立ち上げたわけではないと思っていて。そうではなくて、一年を通して自分が見つけた発見や想い、方向性を、ファンに改めて提示して、その手をとろうとしているのだと感じました。
あれは紛うことなく、片寄涼太による、ファンへのプレゼンテーションだった。


ニューヨークでのお仕事について、涼太くんは言いました。
「ニューヨークでお仕事をして、国境というものが段々曖昧になっていく感じがした。ニューヨークの人はみんなソーシャル(直訳すると社会性なんだけどニュアンスとしては共有とか、繋がることかな)を求めていて、その考えはすごく刺激的だった」
世界中の誰とでも繋がれる時代で、「日本人」「中国人」「アメリカ人」という区別が段々いらなくなっていく、ということを涼太くんは世界への旅で知ったのだと思います。
だから、12月を締めくくったあと、モニターには
「JOURNEY TO THE WORLD GO TOGETHER!」と書いてあったんですよね。
一緒に、世界の旅に行こうというメッセージは、なるほど日本でなくて、自分が世界に出ていくきっかけとなった中国で行いたいと思っても不思議じゃない。だって、これが今回の涼太くんの主題だったから。


そして、質問コーナーの話。
ここでも感じたことを。
レポはTwitterに落としたので、よろしければTwitter見てくださいw
質問コーナーで「初恋の人は?」という質問が出ました。涼太くんはちょっと悩んで、「幼稚園の時、」と話し出したんだけれど、中国のファンから大ブーイングw
日本人ではまずない反応かなと思います。
涼太くんはびっくりしたような顔をして、それでも笑ってて。あまりにも圧がすごくて、逃げられないことを悟ったのか(通訳も助けてはくれなかったw)うーんと考え込んで、
「なんて言ったら正解なのかな」と言いました。
わたしはこれがすごく面白いというか、興味深いというか。
すごいハイコンテクストな話になってしまって、わたしの拙い語彙力では伝えられる自信もないんだけど、頑張って書いてみますw
「正解」って、多分その場的にはいわゆるマジレスなのかなと思うんです。「中学生のときにクラスメイトの子と」とかね。
けど涼太くんはそれは言わないんですよね。公の片寄涼太としては、無い過去という設定でお届けしてるみたいなので。笑
でもね、「正解」って言い方をしてしまったから、これから話すことは「建前」ないしは「嘘」かもしれないという前提ができてしまった。
なんだろうな、涼太くんって、公の、言い換えれば、芸能人で、虚像である片寄涼太を演じていることを全く隠さない人なんですよ。
本当のことはちゃんとあるよ、けどそれは見せないよという奥行きがあるというか。
たとえばセクシーゾーンの中島健人くんなら、全部最後まで演じ切って、「もしかしてケンティーなら本当にそうなのかも…」と錯覚させる強さを持っている。
けど、涼太くんは違うんですよね。
そもそもアイドルでもないので、恋愛は自由だし、隠さなければならないことでもないと思うんです。これは建前上の話ですね。
けどそれをしないのは、涼太くんのファンにそういう話を好まない人が、中国は知らんけど(笑)日本にはある一定数は絶対いることを知ってるから。
ないしは、本当の初めての彼女に、気を遣ってのことなのかなと思いました。
わたしは虚像である涼太くんが見せてくれる、ブランディングされた片寄涼太をとても信頼していて、推しがいがあって、本当にいつも言うけど自慢の推しだと思っています。それが虚像だと、涼太くんが提示するまでもなく、わかっているつもりでいる。
もう一個、好みについての質問で、涼太くんは好みを聞かれるといつも髪が綺麗な人と応えるのですがw「もうそれはいいからリアルなことを教えて!」と畳みかけてきたんですよね。涼太くんは普通に「ピュアだなあ」と言ってて。あ、今素の片寄涼太が出たな、と思った。
髪が綺麗な人って回答、全方位死角のない答えだなと思うんですよ。あと良い匂いの人ともいうw
脚とか胸とか目とか、「誰か」を想像できるようなこと、絶対言わないんですよね。
中国のファンは「それはもういいから、で、ほんとは?」と踏み込んでくると。笑
涼太くんがピュアだなあと言ったのは、涼太くんの作った虚像の、その奥に触れようとしてくることと、そこに「さわれる」と思っているところにかなあと思っていて。
(馬鹿にしてるニュアンスではないですよ!念のため)
こんなの様式美というか、日本だと「あーはいはい知ってるよ」と思いつつもニコニコ話は聞いて、初恋は幼稚園とか言われても、「はいはい」という感じで流すじゃないですか(笑)それをしないんだよね。
最終的にはひねりだした答えに「こんな感じでご納得いただけましたでしょうか…」と逃げていたわけなんだけれど、涼太くんのブランディングって本当に強固で、自分の中にガチガチに作り上げた完璧な片寄涼太が多分あって、それを演じあげているんだと思うんですよね。


だから、ファンミーティング夜の部で、ピアノ弾き語りの「告白氣球」を失敗してしまったとき、本当に涼太くんらしからぬ態度を取っていた。
「もっかいやろうかな!」とサビの途中で絶叫して、早口で「グダグダですよねえ?!」「さっきも間違えたのに!」「もっかいやります!」と言って、最初から。それでもやっぱり間違えてしまって、途中歌詞が出なくなって、マイクを通して「ごめんなさい」と囁いたんだけど、それを支えるように、会場の中国人のファンの子が一緒に歌ってあげていて。
そのあとの涼太くんはまーーー。見たことないくらい悔しがっていた。笑
太ももを叩いて、「ちくしょー!」と言って。通訳の人が「中国語もすごく上手で、忙しいのに覚えてきて」と助け船を出しても、「ぼくを甘やかさないでください!」と突っぱねていて笑
終わったあとお友達とも言っていたけど、オタクとして、あれにどういう反応というか感情を抱くのが正解なのかわからなくて戸惑ってしまったんですよね。
個人的にはたくさん準備して、中国語がすごく難しくて、ピアノで弾き語るのは難しいこともわかってて。しかもあの過密スケジュールを縫って練習したことくらい想像できるから、「なんでできないの」だなんて全然思わなくて。失敗してもいいよは涼太くんに失礼で、完璧なものを見せてくれなくてもいいんだよ、なんて言えなくて。一番近い感情は、こんなに悔しがっているのであれば、涼太くんがどこかで満足のいく形でリベンジができたらいいね、というもので。
あれは虚像というか、涼太くんの作り上げた、「完璧な片寄涼太」ではなくて、素の涼太くんだったと思う。
それが垣間見えたのは、少しうれしかった。涼太くんも当たり前だけど血の通った人間だと、再確認できたから。


昼の部と夜の部を見て、涼太くんに伝えたいことを考えていて。
夜の部のハイタッチでは、お礼を言おうと決めました。大好きなのも知ってるだろうしwどうせ自己満ならと思って。
「こうやって会える機会を作ってくれてありがとう。世界のどこにいても涼太くんを応援してます」
と伝えました。
涼太くんは眉を下げて、「とんでもない」と首を振りました。そして、ありがとうございます。と。
たぶん彼にとっては当然のこと。彼の理想とする世界では、当たり前なんだと思う。
それでも、とんでもない、と返すんだ、と思った。
とんでもなくないんだよ。君のしてることはとてもすごいこと。
わかっていると思うけれど、それでも。
涼太くんは完璧でありたいひと。
けれど完璧ではないひと。
完璧を求めて、日々研鑽しているひとなんだと、今回しみじみ思った。


ここからはめちゃくちゃわたくしごとで恐縮なんですけど。笑
涼太くんを見て、眩しさや憧憬に目を眇めてしまうのは、涼太くんが全方向に気を遣える人だからかなと思うんですよね。
これはツイートの抜粋なんですけど。
「涼太くんのブログについて、書いては消し書いては消ししてたんだけど、この人は全方向を救いたいのかなあと思った。応援してくれるファンも、厳しいことを言う人たちも、応援することを表に出せない人のことも、全部まるっと引き上げて掬い上げてあげたい人なのかなあと」
「なんかこう、言われて恥じることはしてないし、心を痛める必要はないと言われたような感じがした。涼太くんの全方向に向けての心配り、本当にオタクの数歩先を行くホスピタリティというか、え?!そんなところまで気を使ってくださるんですか?!みたいなところに毎回新鮮に驚いちゃうw」

わたしはこれ、できないんですよ。
だけど、なまじっか「この人はこう思っているのかな」とか「どういう意図でこういったのかな」とか「こういうことをいうとどういう反応になるんだろう」と考えることはできる、できてしまう。
できてしまうくせに、全方位に気を遣えないんですよ。それは己が一番可愛いからなんですけど。笑
だって嫌じゃんね。自分の道理をひっこめて、みんなを抱きしめようとできるほど、わたしは大人じゃないので我慢もできない。
全てに愛されることなんて無理で、誰のことも傷付けないようにするのも無理だと思っていて。
けど涼太くんは本気で、それが達成できると信じているように思う。無理と切り捨てたりしない。意図的になのかは知らないけれど、人の気持ちや考えを想像できるから、誰のことも傷つけずに、それでいて自分の伝えたいことを伝えてくれる。
わたしにはできないことだから、涼太くんのやっていることの高度さや、稀有さを想像してしまう。
頭が良すぎて、その心の優しさすら、打算と受け取る人もいると思っていて。そういったことに、何度傷ついてきただろうかと思うと、涼太くんがそれでも、怖がらずに言葉を伝えようとしてくれる尊さが愛おしく、眩しいと思っています。
日本でやらない意図をはっきり言わないのはハイコンテクストすぎるメッセージだからかなと思っていて、でも、ちゃんとやりたい気持ちがある話はしてくれていて。
上海でも、「日本でずっと応援してくださった方は自分の成長を見守ってくれている。一緒に成長してきた」とコメントをくれて。
毎度、「この人人生何回目なんだろう」って、新鮮に驚くんだけど、今回のファンミーティングでもやっぱりそれを更新して驚いてしまった。


すごいクレバーで、野心的で、論理的で打算的な人なのに、涼太くんは感情に血が通ってるんですよ。
わたしは今回のファンミを見て、正直、一人で活動することが涼太くんにとっての正解なら、重荷や足枷になるまえにグループから離れる選択肢もあるだろうなと思ってしまったんだけど、涼太くんはたぶん、絶対それをしない。
それはもう感情なんですよね。GENERATIONSという箱庭を、大事に大事に抱きしめている。それはもうロジックとかではなくて、ただひたすら、涼太くんにとって大切だからでしかなくて。愛しているからでしかない。グループを、メンバーを、その先のいろんなものをまるっと愛しているんですよね。
涼太くんのなかでは矛盾しない二つの事象を、どうにか成立させようとしている。
その強さが、どこまでも果てしなくて。わたしはひょっとしたら、とてつもない人と出会ってしまったのかも、と思った。


矛盾を当然のように両立しているその力を、いつも唖然として見つめてしまう。
だから好きなんだな、と思った。
甘いルックスも歌声も大好きだけれど、それ以上に涼太くんの内面が好きで。
優しさと、野心と、完璧を求める姿勢の全てが、わたしにとって尊敬もできる、背筋が伸びるひと。
涼太くんを推してるからには、涼太くんに恥じない自分でいたい。
彼のこれからも続く世界への旅の一端を、一緒に楽しめる、同じ年代に産まれたキセキに感謝しながら。
片寄涼太くん、ファンミーティングを開催してくれてありがとう。
君との旅が楽しくて仕方ないです。


JOURNEY TO THE WORLD GO TOGETHER!